仕事

社会人の市場価値を上げる「能力の掛け算」とは??希少価値を上げる「能力の大三角形」を説明

転職することが一般的になるなかで、給与を上げ希望の会社に入社するために個人としての能力アップや市場価値の向上が必要です。
転職においての一つの指標は年収があり、年収をあげることは多くの社会人にとって目標としています。
「大企業出身」や「能力が高い人材」が年収が高い人材とは限らず、「希少性が高い」「レアな人材」は給与が高くなる傾向にあります。
本記事では市場でレアな人材になるための、「能力の掛け算」の視点でキャリア戦略を説明します。

ビジネスマンのスキルの「三種の神器」

ビジネスマンの三種の神器のスキルとして「IT、会計、英語」があります。
これは2000年ごろから言われはじめ、現在では当たり前の基本スキルになりました。
3つにおいて、スペシャリストになる必要はないですが、最低限のスキルや知見が必要で具体的にはわかりやすい指標だと以下です。

IT:各ITツールの利用、ITパスポート
会計:簿記2級レベル
英語:TOEIC700点以上

希少性に価値がある


変化が激しいこの世の中において、10年後20年後はどのようなスキルを持って食べて行けるでしょうか?
資本主義において、「誰にでもできる仕事」「代わりのきく仕事」は希少性が低く、給与が上がりにくく将来的にはロボットやAIに変わり、10年後には淘汰される可能性があります。
これらの社会的背景があり、10年後も活用でき、希少価値の高い人材になる必要があります。

能力が高い人や大企業出身の人と特殊な能力やユニークなキャリアを持っている人は後者の方が希少性が高いです。
転職市場において、希少性が高い人が大企業出身の人よりも価値が高くなることがあります。

  1. 大企業出身は従業員が多いため、他に同じ会社の出身者や同業者が転職市場に多い
  2. 個人にフォーカスすると一業務の担当者だったり、汎用スキルが低い場合がある
  3. 時代が素早く変化している中で、変化に強い人材などが求められるようになっている

このような理由から、大企業出身だからと言って、転職が成功するとは限りません。

履き心地や機能面は普通だが、生産数量が限定されている靴が発売されたとします。
対して、同じブランドから履き心地や機能面が優れている靴が全国で量販開始されました。

機能で見ると後者の方が優れていますが、メルカリや中古市場では前者の方が値段が高くなっています。
これが、希少性の高いものには価値がつくという考え方です。



仕事力=能力の掛け算

社会人が稼ぎや年収をあげるときに必要な考え方は「希少性」です。
希少性を上げるには2つで、「能力を掛け合わせる」または「能力で突き抜ける」です。
後者の「能力で突き抜ける」はオリンピックメダリストやノーベル賞受賞などのほんの一握りです。
本記事では「能力を掛け合わせる」を組み合わせるを説明します。

ある分野で100人に1人の存在になることで、約1万時間を費やせば100人に1人の人材になれます。

その後、他の分野に切り替えて、そこでも100人に1人の存在になります。
この時点で、100×100=1/10,000の人材にです。

しかし、2分野の掛け算ですと希少性の面ではまだ低いため、さらに他の分野で100人に1人の存在になります。
10,000×100=1/1,000,000の人材になれます。

式で表すと【100分の1 × 100分の1 × 100分の1 = 100万分の1】です。

具体例は

  • 英語×保険の営業×プログラミング
  • マーケティング×B to B営業×マネジメント経験
  • 教員免許×中国語×プログラミング
  • 公認会計士×インターネットビジネス×スポーツ

このように掛け合わせる分野は多彩で、100万分の1はあなただけの価値になります。

各分野で100分の1になるには目安として1万時間です。最低でも5年の経験が必要です。
一つの仕事を5年経験すれば一人前の領域なり、業界や業種の裏表やメリットデメリットなども理解できます。
もちろん汎用的な能力や分野の場合は競技者やライバルも多く、100人に1人になるのが大変で、専門的なスキルの方が100人に1人になりやすいのも事実です。
>>>社会人の7種類の能力と2つの特性!「行動特性」と「思考特性」とは何か??

キャリアの中でスペシャリストを目指す人はこの能力の掛け算は不向きです。
大学の研究職やプロスポーツ選手などは自身の専門的なことに時間と鍛錬をした方が結果が出やすいです。
イチロー選手は野球の中でトップですが、彼らは一つのジャンルで100万分の1になっています。



キャリアの大三角形

能力の掛け算を三角形を例にして説明します。
上述したように、3つの能力が各頂点となり三角形を作ります。


前提として、この三角形を構築するのは20年はかかりますので、長い目でのキャリアデザインが必要です。

まず、20代の5~10年で三角形の起点となる「左足の軸」を定めます。(図の1)
バスケットボールで例えると、ピボットするときの軸足になります。1万時間かけていい100人に1人になれます。

次に、30代の5~10年で、三角形の底辺を作るべく「右足の軸」を定めます。(図の2)
生活環境や立場も変わりますが、1万時間かければ100人に1人のレアさが確保できます。
両方の軸足を固めるためには、関連性のある能力でも問題ありません。
ここで土台ができたらライフラインが固まったことになります。

次に、40代から50代でもう1万時間かけて、三角形の頂点を作り、キャリアの大三角形を形作ります。(図の4)
ここでやっと、100分の1×100分の1×100分の1で100万分の1の希少性の高い人材になることができます。

3歩目の踏み出す前には過去に蓄積した情報編集力が生きてきます。


情報編集力とは

大三角形を作るために必要な情報編集力について説明します。

以前は「情報処理力」が重要で、世界中に溢れる情報を集め、分別や取捨選択し、正解がある問題を速く正確に当てていく力が必要でした。
現在は「情報編集力」が重要で、正解がない問題に対し、自他共に納得できる仮説である「納得解」を導きだすという力が必要です。

変化が激しい時代に生き残り、給与を上げていくためには「希少価値」の高い人材になる必要があります。
そのためには能力の掛け算をしながらキャリアを計画的にデザインしなければなりません。