仕事

キャリア形成のための要点とタイプ別の道の歩き方

将来の目標やあるべき姿に向かってキャリアを考える人がたくさんいます。
毎日の仕事の積み重ねがキャリアを形成していきますが、毎日歩くべき道のりは自身で選ぶ必要があります。
その選択した道を進むことで、キャリアが形成されていきます。

本記事では、キャリアを形成にある「登山型」と「トレック型」の道のりについて説明します。
加えて、キャリア形成とその偶発性についても説明します。

キャリアの「登山型」と「トレック型」


登山する場面を思い浮かべて見ましょう。
登山の楽しみ方は「頂上を目指す」または「トレッキングで景観を楽しむ」2種類があります。
「頂上を目指す」は単純で山の頂をゴールにしますが、「トレッキングで景観を楽しむ」はその道中の景色や人との出会いやキャンプなどを楽しみます。
キャリア形成においても同様のことが言えます。

登山型のキャリア形成とは「世界一位の会社に入社する」「会社で1番の営業成績をだす」「難病を治せる薬を開発する」など明確な目標があり、そこに一直線で向かうことです。

トレック型のキャリア形成とは、明確な目標がないけれど、「転職をして色々経験した」「会社内で複数の部署で働いた」など、様々なスキルや経験を身につけていくことです。

個人でも時期によって、登山型とトレック型が入れ替わる時期があり、どちらにもメリットデメリットがありますので、その状況やタイミングに適応することが必要です。
最も大事なことは、登山型とトレック型でもそれを楽しんでいるかどうかで、楽しめていない場合は切り替えることも必要です。

私は五大陸の最高峰に登ったけれど、
高い山に登ったからすごいとか、
厳しい岸壁を登ったからえらい、
という考えからには慣れない。
山登りを優劣で見てはいけないと思う。
要は、どんなに小さなハイキング的な山であっても、
登る人自身が登り終えた後も
深く心に残る登山がほんとうだと思う

引用:植村直己「青春を山に賭けて」

2種類のキャリア形成

キャリア形成には「意図して、計画してできるキャリア」と「意図せず、計画せずできるキャリア」の二つに分けることができます。
「意図して、計画してできるキャリア」は登山型であり、段取りを重視し、意志を持って目標に対してパワーを持って進みます。
「意図せず、計画せずできるキャリア」はトレック型であり、柔軟性を重視し、他力的に流れに身を任せ進みます。

登山型 トレック型
長所
  • 能力、時間などの集中
  • 目標達成の可能性が高い
  • 想定外の機会や可能性を見つける
  • 幅広く全体感を理解
短所
  • 柔軟性にかける
  • 他の機会を潰す
  • 漂流する可能性がある
  • 自立心が弱い

>>>キャリアにおける成長の4つの種類。「技術的成長」「精神的成長」「連続的成長」「非連続的成長」


キャリアの偶発性


キャリアの大部分は偶発的に発生することがほとんどです。
例えば、志望した会社に入社するところまでは計画通りかもしれませんが、その相性の悪い上司や同僚に出会うこともあります。
それがきっかけで、キャリアの軌道修正することがあります。

登山型のように目標や手順を決めて進むことは大事ですが、全てがコントロールや管理できることではなく、外部要因なども影響するため、目標に執着しすぎないことも必要です。そして、目標や手順を軌道修正しながら前に進むことが必要です。
キャリアを切り拓くためには①好奇心、②持続性、③楽観性、④柔軟性、⑤リスクをとる姿勢、が必要です。

キャリア形成に必要な道の歩き方には「登山型」と「トレック型」があり、目的や外的状況や内的状況に併せて登り方を変化させることが必要になります。
3ヶ月に1回、定期的にキャリアを振り返り、将来のことを考える時間を持つと、その時に適した登山ができるます。