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仕事でよく使う「守破離」の意味とは?リスクや失敗の重要性

誰もが「守・破・離」という言葉を耳にしたことがあると思います。
伝統芸能や武道などで古くから使われていた言葉が、現代では仕事やビジネスシーンや事業戦略の場面で使われるようになりました。
併せて、個人の成長やキャリア形成でも「守・破・離」という言葉が使われています。

本記事では「守・破・離」の説明と、キャリアにおけるリスクや失敗の重要性についても説明します。

ビジネスでの「守・破・離」

日本の伝統的な芸能や武術の世界では、その道を極めるための成長段階を表すものとして、「守・破・離」という言葉が使われてきました。

『守』は基本の型を身に付けることです。
上司や先輩から学び、基本知識や技術を学び、経験を積んで「自立」までの段階です。

『破』は基本を応用展開や改良していくことです。
現状の会社の状態やルール、自身のキャリアに満足せず、自己の殻を恒常的に破っていくことができる「自立」の段階です。

『離』はそれまでの経験などを統合して、超越して、独自の世界を立てる。
これまで教わった形や知識に一切とらわれることなく、思うがまま至芸の境地を会得する「自尊」の段階です。

枠で例えると
『守』は枠の中にいる優秀者、『破』は枠を破る変革者、『離』は枠を創る創造者で『離』になるほどリスクや難易度は上がりますが、成長度合いも大きくなります。



リスクを知る

よく「事業リスクは〜」「リスクヘッジは〜」など仕事や私生活で耳にします。
リスクとは「危険、危険性の恐れがあること」を意味しますが、日本では危険を表す以上に、危険性の中に何かしらの利得や機会が見え隠れするというニュアンスで使われます。そのため、リスクはリターンと併せて考えられることが多くなっています。

ビジネスだけでなく、投資などでも使われる「ローリスク・ハイリターン」などという言葉があります。

【ローリスク・ハイリターン】
うまいのある話
【ハイリスク・ハイリターン】
伸びるか反るかの大博打
【ローリスク・ローリターン】
堅実な挑戦
【ハイリスク・ローリターン】
骨折り損のくたびれもうけ

原則は「ローリスク・ローリターン」または「ハイリスク・ハイリターン」がです。
リスクは金銭的リスク、人的リスク、時間的リスクがあり、リターンもそれにひもづきます。
例えば、大きなプレッシャーの中で新しいことばかりの新規事業を立ち上げたとします。
成功する確率も低くプレッシャーに押し殺されそうになる場合もありますが、結果ができた場合にはひとまわりもふたまわりも成長できます。

ローリスク・ローリターンは基本姿勢として大事。
それを積み重ねていけば、結果的に低いリスクで高いリターンが得られるようになる。

>>>「結果」と「プロセス」はどっちが大事?メリットデメリットを説明

「失敗」は財産


電気を発明したトーマス・エジソンの名言で「私は失敗をしたことがない。うまくいかない一万通りの方法を見つけたのだ」とあります。
つまり、「成功」の対義語は「反対」ではなく、「挑戦しなかったこと」になります。
失敗は成功目での一つの過程であって、それによって得た経験値は成功までの土台になり、資産となります。

他方で「挑戦しないこと」「何もしないこと」とどのようなことが起きるか知る必要があります。
理由は色々ありますが、挑戦はリスクを伴い、怖いもので避けたい気持ちは誰にでもあります。しかし、そこで留意することが、挑戦しないことよりもリスクになることがあります。
勇気を持って行動すれば、成功もしくは失敗をして、資産として蓄積されますが、挑戦しない場合は資産として積み上がりません。
何もしないことに慣れると、機会損失は増えて、後悔は蓄積され、時間は過ぎ去り、ライバルとの差がだんだんと広がっていきます。

  • 成功も失敗も、挑戦したことに対する結果現象の一つ
  • 失敗は経験値という名の資産をもたらす
  • 成功するにせよ、失敗するにせよ、いったん挑戦すればそこには次の挑戦と成功の「種」が宿されている



「七放五落十二達」の法則

七放五落十二達(しちほうごらくじゅうにたつ)という言葉があります。
意味は、全てが完了する前に決断をして、数回失敗をしても結果として目標を達成すればいいという考え方です。

「七放の決断」は計画や目標に対して、完成していなくても70%の段階で決断し、スタートする。
仕事の場面だと、プレゼンが完了する前に提出したり、サービスが完璧になる前に開始することです。

「五落の谷」
70%で開始したため、計画通りに物事が進んでおらず、結果として失敗したり、後戻りすることもあります。
しかし、谷に落ちてもそこで踏ん張り、解決策を見つけ行動し続けることが大事です。

「十二達の丘」
谷をくぐり抜けると、やがて目標達成や成功に近づいてきます。
達成したのち、過去の道のりを振り返ると結果として120%のレベルまで達しています。

本記事では「守破離」とリスクや失敗について説明しました。
「守破離」を行う段階ではリスクは失敗は付き物ですが、それが絶対悪ではなく、将来への投資や成長に繋がり、結果として挑戦してよかったと思えることがあると思います。
何もしないことよりも、何か行動した人が報われます。