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社内ニートが特徴と原因とは!会社の社内ニートへの対応の仕方

社内ニートという言葉はご存知でしょうか?
働き方の多様化や会社組織の複雑化にともない近年社内ニートが増えてきています。
家族や友人などの社外から見ると毎日定時に出社して給与ももらい安定的な仕事をしていますが、社内では事情が異なります。
窓際族とは異なる新たなタイプで、問題と捉える企業もあります。

本記事では企業や同僚に社内ニートがいる方を対象に社内ニートの原因や特徴などについて説明します。

社内ニートとは

仕事や無職の人のことをフリーターと呼んでいましたが、2000年以降フリーターと合わせてニートと言う言葉が使われるようになりました。
フリーターとニートの違いは「就業意欲の有無」です。働く意欲はあるが何かしらの事情で仕事ができない場合などフリーターと呼ばれています。
ニートは働く意欲がなく、就職活動や自己啓発の活動を行なっていないことがほとんどです。

「ニート(NEET)」とは、Not in Education,Employment or Trainingで「就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない若者」と日本語に訳されます。イギリスで生まれた言葉ですが、日本では、若年無業者のことを指します。若年無業者とは、「15〜34歳の非労働力人口のうち、通学、家事を行っていない者」です

社内ニートとは「会社内でニート状態になっていること」です。会社に在籍していながらも、十分な仕事が与えられず、意欲やモチベーションの低下などで仕事や生産活動を行なっていない状況です。
出社してもやることがほとんどなく、インターネットサーフィンをしながら定時までの時間を潰しながら過ごす労働者です。

社内ニートの当事者は自ら退職をしない理由には、給与が安定しており定時に帰れてるため、社外的には評価されるからです。
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【社内ニートと窓際族の違い】
1980年代に「窓際族」と言う言葉が生まれました。窓際族は「大した仕事をせずに、新聞などを呼んでいる」イメージが定着しました。
「窓際族」は出世争いに敗れた50歳以上の定年間近の人たちに名ばかりの役職を与え飼い殺しにしている状態です。定年までの時間を我慢している人たちです。
他方、社内ニートは20代~30代の若い世代が中心です。

社内ニートの特徴


続いて、具体的にどのような行動をしている人が社内ニートに該当するか説明します。

  • 何に対してもやる気がない、元気がない
  • 仕事が遅く、期限ギリギリに完了させる
  • 基本的に指示待ち人間
  • 上司や同僚から重要な仕事が回ってこない
  • 上司に嫌われていて、雑用しかやらせてもらえない
  • 上司とのコミュニケーションがうまくとれてなく、信用されていない
  • 短時間で仕事を完了し、終業まで自由に過ごす
  • 勉強や副業や仕事と全く関係ないことを行なっている
  • 就業時間中はエクセルや社内イントラを開いて「仕事をしているフリ」をしてやり過ごす
  • 就業時間中はトイレ、コンビニ、ロッカーなど頻繁に席を外す
  • 就業中に5ちゃんねる(旧2ch)を見ることがよくある

社内でこのような行動を取っている方がいれば社内ニートもしくは社内ニート予備軍です。
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社内ニートになる原因


なぜ社内ニートが生まれるか説明します。
仕事ができる人や上司にとっては社内ニートが仕事を積極的に行わないことを理解できないし、全て本人の責任や能力の低さだと考える人もいます。
しかし、全てが本人の責任ではなく、社会的な背景や会社の事情など複数の理由が重なり社内ニートはが生まれます。

例えば、下記の理由の場合は本人の責任が大きいです。

  • 仕事でミスを連発した
  • 仕事のスピードが遅い
  • 仕事の素行や態度が悪い
  • 副業や社外の活動に集中している

上司と良好な人間関係が作れていないと社内ニートになりますので、その場合は本人だけの責任にせず上司のコミュニケーションや人間関係の見直しも必要です。
また、現代の20−30代はインターネットやSNSがネイティブ世代で若い頃からインターネットとともに成長し、それが社会的にニートが生まれる理由にもなりました。
価値観も異なりますので、このような社会的背景を理解することも必要です。

続いて、会社や組織の責任についてです。

  • 仕事量と人の人数のバランスが悪い。仕事に対して人が余っている
  • 教育体制や研修が充実しておらず、業界の知見やノウハウが身につかず仕事に支障がある
  • 事業閉鎖に伴う玉突き人事異動で、希望していない部署に配属
  • 部署、上司とのコミュニケーションの不足、1 on 1などの制度がない
  • 上司や同僚からのパワハラ・モラハラによる会社へのロイヤリティの低下

会社には解雇規則があり、簡単に社内ニートの社員を解雇することができません。
不正や違法なら解雇はできますが、仕事ができないいう理由では解雇はできません。また、プレッシャーをかけ自主退職に追い詰めようとしても、一歩間違えるとパワハラなどで訴えられます。


会社の対応の仕方

社内ニートの社員が活躍するために会社も対応が必要です。
「配属」「上司との関係」「人材開発」の3つの視点で考えましょう。

「配属」では「配属されている部署の人数と業務量は適正かどうか?」「本人の希望や経験に応じた部署に配属されているか?」を確認しましょう。適正な業務量がなければ、手持ち無沙汰になるのは当たり前です。そのため、部署の人数と業務量の確認をしましょう。
加えて、人は得意なことや好きなことをやっている時こそ輝きますし、主体的に動いきます。そのため、配属されている部署が得意なことや希望に沿っているか確認しましょう。

「上司との関係」は仕事においてもっとも大事です。関係が悪い場合でも、どちらかに責任を見いだすのではなく、相性が悪いと判断して部署異動や上司の変更を検討しましょう。人は環境や上司が変わるとパフォーマンスが大きく改善することもあります。

最後に、「人材開発」です。環境を整えた後に、社内ニートの社員の不足するスキルや能力、改善の仕方、教育の実施を行いましょう。

社内ニートは本人だけの責任ではなく、あらゆる理由が複雑的に関係していますので、原因や理由を明確にして、適切な対応をしましょう。
誰もが社内ニートの方が活躍できる日を楽しみにしています。