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「リーダーシップ」と「フォロワーシップ」とは?それぞれの関係性を説明

部下をもつ役職者なら「リーダーシップ」の勉強や本を読んだことがある人もたくさんいます。
時代が変化し、人材も多様化する中でチームをまとめ上げるのが難しくなっています。
部署やチームを管理し続ける限り、「リーダーシップ」は永遠のテーマで勉強し続けなければならないトピックです。

本記事ではリーダーシップのスタイルや大事なこと、フォロワーシップについて説明します。

2つのリーダーシップ

学校や職場や地域のコミュニテイなど複数人集まる集合体には必ずリーダーがいます。
英語で『Leader』は指導者や統率者を表します。

人間は社会的動物であるので、集団で目標に向かって活動します。動物が群れを作るのと同じ原理です。
その集団には「導く人(リーダー)」と「導かれる人(フォロワー)」の二者の関係性が必然的に生まれます。

リーダーシップは人を導くと同時に、自己を導かなければなりません。
自己を理想や信念に導くことができずに、チームや組織を目的のゴールに導くことができません。
併せて、リーダーが自己の理想や信念に進む姿を見て、それに感化や影響を受けた人が「導かれる人」になることもあります。
これがリーダーとフォロワーの起源です。

何かの目的に向かう集団は「導く人(リーダー)」と「導かれる人(フォロワー)」の構造になる
人を導く前に、自己を理想や信念に向かって導かなければならない
自己を導いた人に、導かれる人はついてくる

様々なリーダシップ論


20世紀に入り、リーダーシップ論が議論されるようになりましたが、「有効なリーダーシップとは」について明確な答えはありません。
それほどリーダーシップは複雑で奥の深い能力・行動・作用があります。
また、学問としてリーダーシップを研究している学者の理論とリーダーの実践者の理論でも大きな違いがあります。

インターネットを探すとリーダーシップの名言などたくさんありますが法則性などはありません。なぜなら、実践者の言葉はそれぞれの経験が土台となっているためです。

組織や団体の数だけリーダーシップの答えがあります。
学問や本などでリーダーシップについて言及しているものは、統計的や心理的な視点のものが多く、全ての組織や団体に当てはまるものとは言えません。

組織や団体の規模や人数構成や男女比率や目的の難易度によって、必要なリーダーシップが異なります。
リーダーシップを勉強すると、いろんな事例ややり方がありますが、一番大事なのはどのやり方が自分に適しているかを見極めることです。
例えば、潜在的な性格や思考がトップダウン型なのに、本などに感化されてボトムアップ型で行ってもうまくいきません。

>>>「結果」と「プロセス」はどっちが大事?メリットデメリットを説明



フォロワーシップとは


リーダーシップという言葉をよく耳にしますが、その対義語としてフォロワーシップという言葉があります。
上述しましたが、集団は「導く人(リーダー)」と「導かれる人(フォロワー)」に分類でき、フォロワーシップとは導かれる人の能力や資質を表します。

フォロワーシップは下記の4つのタイプに分類することができます。

  1. 模範的フォロワー
    独自の価値観や視点で思考し、リーダーに対しても積極的に協力する姿勢を示し、働きかけるタイプです。
    将来はリーダーになるポテンシャルがあります。
  2. 独立的フォロワー
    独自の価値観や視点を持っており、リーダーに対して非協力的なタイプです。
    リーダーと対立することもあります。
  3. 消極的フォロワー
    独自の価値観や視点を持っておらず、指示待ちや言われたことに従うタイプです。
    事なかれ主義を貫いています。
  4. 順応型フォロワー
    独自の価値観や視点を持っておらず、リーダーの意見は全て受け入れ、積極的に動くタイプです。「ごますり」などと言われることがあります。

フォロワーシップとは、リーダーに対する従支力
優れたリーダーシップと優れたフォロワーシップの相互作用によって、組織は大きな力を発揮する

>>>「自立」「自律」「自導」の違いとは?成長の3方向性を説明


リーダーとフォロワーの関係性

リーダーとフォロワーの関係は会社だと「上司と部下」になることがほとんどです。
しかし、リーダーとフォロワーの場合は上下の関係性ではなく、役割が違うだけでリーダーが偉いと言うわけではありません。

例えば、フォロワーはリーダーの指示をもとに業務遂行をしますが、リーダーの行為に誤りや失敗があれば意見するなど自分で考えて主体的な行動します。

下記はリーダーシップとフォロワーシップを比較した表です。

リーダーシップ フォロワーシップ
役割 模範となる 補佐する
方向 ビジョンを示す 翻訳して、具体化する
焦点 決定する 提言する
影響を与える 貢献する
結果 責任を負う 当事者になる

組織における成果のそれぞれの影響力はリーダーが20%、フォロワーが80%となっており、成果の大きさはフォロワーに活動に依存します。
それだけフォロワーの存在が大事で、フォロワーが「模範的なフォロワー」となり、リーダーと良好な関係を構築することが大事になります。

リーダーシップを勉強する方はフォロワーシップについても併せて勉強し、フォロワーの考え方や行動特性を理解するとリーダーとしての幅が広がります。