仕事

モチベーションの正体とは?動機を理解することでコントロールできる

「モチベーションが上がらない」や「モチベーションの維持の仕方」などモチベーションに対する悩みは多く、日々多くの人が悩んでいます。
モチベーションは仕事のみならず、勉強や家事などあらゆる面で影響します。

本記事ではモチベーションや動機の正体を突き止め、適切にモチベーションを維持する方法を紹介します。

モチベーションとデモチベーション

モチベーションを日本語にすると「動機」であり、やる気が起こるきっかけを意味しています。「動機付け」とはやる気にさせることを表します。
そして、モチベーションの対義語はデモチベーションと言います。

モチベーション(Motivation) デモチベーション(Demotivation)
意欲、やる気
やる気を起こさせること
意識喚起の要因や刺激
正の動機づけ
意欲喪失、げんなり感
やる気を無くさせること
意欲喪失の要因や刺激
負の動機づけ

モチベーションやデモチベーションの変化には仕事、待遇条件、顧客、人間関係、職場環境などあらゆる要因が影響します。
下記でモチベーションに対して影響する要素について説明します。
>>>「3人のレンガ職人」のあらすじ!仕事の目的とモチベーションの関係性

内発的動機と外発的動機


モチベーションの維持は温泉や銭湯の湯船の温度設定に例えると分かりやすいです。
温泉は源泉から常に温かいお湯が湧いてきて湯船の温度を保ちますが、銭湯の場合はガスや追い焚き機能のようなもので湯船の温度を保っています。
追い焚き機能が壊れてしまうと、湯船の温度が壊れてしまいます。

モチベーションには内発的動機と外発的動機があります。
内発的動機とは自分の内側から起こる意欲や要因です。
外発的動機とは自分の外側から誘い出される意欲や要因です。
上記の例だと温泉が源泉から湧くのが内発的動機で、追い焚き機能で温度を維持するのは外発的動機に該当します。

内発的動機は持続的で能動的なのに対し、外発的動機は単発的で受動的です。
内発的動機は好奇心や自己実現感や自己期待感や興味などに対し、外発的動機は報奨金・罰則、評価システム、権威者の圧力などです。
成果主義や結果主義は、外発的な動機を刺激するやり方です。


利己的動機と利他的動機

利己的動機とは自分の利益や自分を最優先にする動機のことです。主語は「私」です。
他方で、利他的動機とは他社の利益が最優先にすることです。主語は対象となる「誰か」です。

「内発的動機と外発的動機」と「利己的動機と利他的動機」には関わりがあります。

利己的動機 利他的動機
内発的動機
  • 知識、技能、経験が身につく
  • いろいろな人に出会える
  • 自信がつく
  • 技術を使うこと自体が楽しい
  • 心理の探求が面白い
  • 人間的成長ができる
  • 誇りを持てる
  • 顧客の喜ぶ瞬間が見れる
  • 社会的使命がある
  • 困っている人々を救いたい
外発的動機
  • 給与額がいい
  • 昇格、昇進がかかっている
  • 世間帯がいい
  • 社会的信用がある
  • 通勤がラク、福利厚生がいい
  • オフィス環境がいい
  • 親の介護などがあり
  • Uターン就職

利他的動機×内発的動機では、「共感者の応援」が発生します。
利他的な精神に満ちて社会問題の解決などに取り組んていると、人間は応援したくなります。
その場合には、応援者が常に背中を押してくれて、モチベーションを維持することができます。

人間は自分の損得を最優先にしたい利己の動機があるので、利己的動機があるのは当たり前のこと
併せて、他社を最優先にし、他社を喜ばせるために行動したいという利他の動機も持ち合わせている。
人間の動機は混合的であり、状況や環境によって流動的に変わっていく。

動機づけ要因と衛生要因


職務への満足感と不満足感の原因は異なります。
職務への満足感は仕事から得られる成長欲求であり、不満足感は環境から発生するくる苦悩回避欲求です。

【動機付け要因】
職務の満足に影響をあたえるもの
【衛生要因】
職務の不満をもたらすもの
「達成」「承認」「仕事そのもの」「責任」「昇進」 「会社の政策と経営」「監督技術」「給与」「対人関係」「作業条件」

仕事に満足している同様や従業員がいても、衛生要因に気を使わなければなりません。
動機付け要因は変化が大きく、現在は高い満足感を感じていても、3ヶ月後に仕事の結果が出なくなった場合には会社への不満も発生してます。

不満ポイントを減らしながら、満足ポイントを伸ばしていけるようにするのがベストです。
>>>「目標」と「目的」と「手段」の意味や使い方の違いとは?


5段階の働く動機

人間が仕事をするモチベーションは5段階に分類することができます。
まず一番大切な動機はお金を稼いで生きていくことです。金銭的欲求は誰もが持っているものです。
その後、同僚や顧客などの関係者から必要とされたい等の承認欲求です。
関係者などの外部から承認されると、モチベーションは内部に移り成長の動機になります。
自身の成長のあとは、協調や使命が動機になります。

  1. 金銭的動機:「生きていかねばという自分」
  2. 承認的動機:「認められたい帰属していた自分」
  3. 成長的動機:「伸びたい深めて生きたい自分」
  4. 共振的動機:「他と分かち合い共に行動したい自分」
  5. 使命的動機:「大いなる意味を満たしたい自分」

段階の数字が大きくなるほど、「外発的動機→内発的動機」と「利己的動機→利他的動機」になります。

本記事で説明したように動機には「外発的動機と内発的動機」や「利己的動機と利他的動機」があります。
モチベーションという一言にしても奥が深いため、モチベーションの正体を把握し自分に適したモチベーションコントロールの方法を見つけるといいと思います。