自己啓発

研修を成功させるための目的と目標の設定!【研修企画者は必見】

社内研修の効果測定は非常に難しいと言われており、たくさんの研修の企画立案者が頭を悩ませています。

なぜ効果測定が難しいかというと、「数値化しにくい」「効果がすぐ出るものではない」「経営者、研修企画者、研修受講者で評価軸が異なる」など様々な要因があります。

その中で最も大事なことは「目的」の正しく設定することですので、本記事では研修を成功させるための目的の設定について紹介します。

研修とは

研修とは、業務遂行上必要となる知識や技術等の能力を得るためのものです。
企業の研修は人事部などが用意した社内研修と外部の専門家に依頼した社外研修(外部研修)に分けられます。
会社や個人の課題と現状のギャップを埋めるために研修を行います。

それが自社の経験やノウハウで解決できるものなら社内研修、できないものならば社外研修になります。
研修のやり方はOJTやOff-JTやSDSなどがあり、目的や研修内容によって使い分けることができます。

As is(現在の状態)とTo Be(理想の状態)

この間にあるのを「ギャップ」と呼び、これこそが研修の課題となります。
現状とゴールを先に設定してみると、自然と見えてきますのでオススメです。

研修の目的を計算式にすると
「理想(目標・基準・ありたい姿)」-「現状」=「課題」です。
研修を行う上で意識しておくことは「課題」を見いだすことで、そのためには研修受講者個人や企業が抱く「理想」を明確に抱き、「課題」と「理想」のギャップを見つけることが必要です。
「理想」は個人のキャリア形成から、企業の経営方針など幅広いです。

更には、理想からギャップ(課題)を見出すための「現状」を理解するには、関係者(参加メンバーや周囲の現場スタッフ)との相互理解が深まっていない状態では成し遂げられません。

研修を企画、計画する私たちは、課題創出のために「理想」と「現実」を明確にしていくこと、そしてそのためには組織全体の「関係性」と「理解」の両方を深める必要があることを、強く意識していくことが大切です。



研修の目的


研修の目的は「社員の能力を向上させること・成長させること」です。もっと簡単に表すと「できないことをできるようにすること」です。
そして、売上の向上や業務の効率化を行い、会社の業績アップに繋げます。

「時間の無駄」「座学は意味がなく、実践が大事」などとして、社内研修を軽視する管理職やマネージャーがいますが、最終的には会社の業績アップに繋がることを理解してもらい協力してもらうことが大事です。
また、研修を受ける人にとっても、有意義な時間にして「この時間をしのげばいいや」という感情を排除するようにしなければなりません。
個人が成長することが会社の業績アップに繋がるのと同時に、個人のスキルアップや報酬アップに繋がることもあります。

つまり、研修は本来企業側と個人がWin-Winになる関係なるがベストです。

研修とは人材育成

研修とは人材を育てるための行為あり、貴重な時間と費用を人材の成長に投資します。
その中で、人が育ちやすい研修というものがあります。
①受講者が能動的に取り組める②研修後も研修内容を振り返るように書類やマニュアルがある。

「受講者が能動的に取り組める」ための研修をするには、研修の雰囲気づくりはもちろん重要ですが、研修対象者の日頃の仕事や業務を理解しているかが大事です。
そして、日々の事例や困っていることが具体例に交えながら、イメージしやすくわかりやすいように伝えることが大事です。

「研修後も研修内容を振り返るように書類やマニュアルがある」にし、学んだことを一過性のものにしないことが大事になります。
位置で研修で学んだことは即座に実践できないものでも、頭の片隅で学んだ記憶は残ります。
日々の業務で困った時などに資料やマニュアルを確認することができるます。

研修を構成する3つの要素

研修を企画・計画するうえで3つのステップに分けることができます。

  • 課題創出
    なぜその研修を行うのか?(Why)
  • 目標設定
    その研修で何を成し遂げるのか?(What)
  • 企画立案
    具体的にどのように研修を進めるのか?(How)

課題創出で研修の目的を明確にし、その次に具体的な目標を設定し、最後に目的と目標を達成させるための方法を立案します。


研修の目的や目標を達成するための注意点

どの会社にも社内研修に非協力的だったりネガティブな社員が一定います。
その理由は時間や費用を掛けたのに効果を実感することができないからです。
一方で、研修の効果が明確な企業や研修の場合はネガティブな意見もなくなります。

効果を最大化させるためにはいくつかの工夫も必要です。

  • 厳しさ
    全ての研修や研修の最初から最後まで厳しくやる必要はありますが、ゆるい雰囲気で行うとただ楽しいだけで終わって、効果が現れにくくなります。
    レクレーションやアクティビティは重要ですが、メリハリをつけましょう。
  • 難しすぎない
    多くの人数をまとめて研修を行うと一人一人に対して実力や理解度に差が生まれます。
    研修効率を上げるために多くの人を一斉に研修することも大事ですが、研修の目的や目標を達成するため、本当にその研修を受ける必要のある人のみを抽出することも大事です。
    研修がレベルや難易度が高い場合には、社員が尻こみしてモチベーションが下がることがあります。
    背伸びしたら届くぐらいの難易度に設定することがベストです。
  • モチベーションの維持
    インターネットでどんな情報も習得することができるようになり、働き方改革の推進や転職が一般化してきています。
    その中で、個人の成長を重視する人も増えてきています。
    優れた研修や会社貢献のみの内容の研修だと個人のモチベーションには繋がりませんので、個人のスキルアップやモチベーションが上がる工夫が研修には必要です。

このような工夫をしながら研修を進めましょう。

理想と現状のギャップを把握し、研修の目的や目標を明確にすることによって研修が実りのあるものになります。
そして、社内の協力者なども増えてさらに良い研修を作り上げることができます。