仕事

仕事やキャリアの原則は3種類!「価値創造」のプロセスと思考法

営業職、弁護士、パイロット、医者など世の中にはたくさんの職種や職業があります。
そして、業界や業種や会社が異なれば、同じ職種や職業でもやることが違い、細分化すると数えることのできないほどの種類です。
よく「仕事とは何か?」と話題になり、哲学的な答えなどもありますが、仕事の原点は価値創造です。
どの仕事においてもある種の法則があり、根本を辿ると仕事を3つに分けることができます。
それが「増減させること(A→A±)」「変形・変質させること(A→B)」「創出すること(0→1)」です。

本記事では仕事の価値創造とそのプロセスや思考法について説明します。

価値創造としての仕事


仕事とは、「行う前と後で何かしらの価値を創造する行為」であり、「Before→After」でどのような価値を生み出すかと考えることができ、その行為を「価値創造」と言います。
基本的に価値創造の考えに現状維持はありません。

1.「A→A±」増減させること
2.「A→B」変形・変質させること
3.「0→1」創出すること

価値創造はこの3つに分類することができ、職種によっては一つの行為の場合もあるし、3つの種類が複雑性を持って関係している場合もあります。

会社単位で見た場合には、全ての種類が発生するので、それを部署や担当者で役割分担する場合があります。
強み弱みは人それぞれ異なりますので、「A→A±」が得意だが、「A→B」が苦手の場合もあり、それを補うために会社が存在しています。

これらの現在ある現状に対して「増減させること」「変形・変質させること」「創出させること」を一般的には価値創造と言います。

>>>キャリア形成のための要点とタイプ別の道の歩き方



価値創造の3種類

3種類について、具体的に説明していきます。

創出 変形・変質 増減
  • 新規に始める
  • 発明や発見をする
  • 既存の発想を壊す
  • アイデアをだす
  • 独自の表現を行う
  • 制作や開発を行う
  • 見た目を変える
  • やり方を変える
  • ルールを変える
  • 改造する
  • 組み合わせる
  • 編集する
  • 質を変える
  • 量を増やす/ 減らす
  • 度数を上げる/下げる
  • 内容の向上/低下

3種類が合わさると高いパフォーマンスを発揮することになります。

どの仕事も因数分解をすると「増減させること(A→A±)」「変形・変質させること(A→B)」「創出すること(0→1)」になります。
今の仕事が3種類のどの部分なのかを把握し、強み弱みを理解することで自己分析や今後のキャリア形成にも大いに役に立ちます。

>>>仕事やキャリアの原則は3種類!「価値創造」のプロセスと思考法

仕事のプロセス

仕事は一人でできるものではなく、会社やチームでそれぞれが得意不得意を補いながら、高い成果を目指します。
その仕事のフローは「インプット→価値創造→アウトプット」です。

例えば、テーブルを作る場合には、木材などや備品の調達が「インプット」で、切ったり色を塗ったりと「価値創造回路」を通過し、完成したテーブルを「アウトプット」とします。
一つのテーブルを作る工程においても、「設計」「調達」「塗装」「販売」「物流」「人材手配」など分けることができ、いろんな役割が必要になります。
このように見ると、インプットは実は他者や世界から提供される様々なものであることに気づきます。

>>>キャリアにおける成長の4つの種類。「技術的成長」「精神的成長」「連続的成長」「非連続的成長」

仕事の普遍のプロセス


どんな仕事をするにも他者や環境がアウトプットしたものをインプットし、自身のアウトプットに繋げていきます。
そして、そのアウトプットが次に誰かのアウトプットに繋がることがあります。
それが直接的な影響ではなく、インスピレーションを受け転用してアウトプットに繋がることもあります。
このように人間が行う仕事と言うのはずっと連鎖しています。
「インプット→価値創造→アウトプット」が至る所で連続性を持って繰り返されています。

別の例えをすると、食物連鎖が挙げられます。
自然界では弱肉強食の法則のもと、動物だけでなく植物や自然環境の中でたくさんの動植物がそれぞれのバランスを保ちながら生活しており、その活動こそ「インプット→価値創造→アウトプット」です。


樹齢千年の檜(檜)

607年に創建された法隆寺は老朽化が進み1300年ぶりに大修理を行いました。
その時の宮大工の棟梁の言葉を紹介します。

千年を過ぎた気がまだ生きているんです。
等の瓦をはずして下の土を除きますと、
しだいに屋根の反りが戻ってきますし、
鉋(かんな)をかければ
今でも質のいい檜の香りがしますのや。
これが檜の命の長さです。

こうした木ですから、
この寿命を全うするだけ活かすのが大工の役目ですわ。
千年の木やったら、
少なくとも千年生きるようにせな、
木に申し訳が立ちませぬわ。

生きてきただけの耐用年数に気を生かして使うというのは、
自然に対する人間の当然の義務でっせ。

引用:西岡 常一「木のいのち 木のこころ」

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価値創造のプロセスや思考法を理解していると、同僚の業務内容や会社の全体の状態や色んなビジネスモデルの理解に繋がります。
また、キャリアを考える時にも役に立ちますので、ぜひ価値創造を覚えましょう