仕事

人生において仕事に費やす時間や占有する物を理解する

高校や大学を卒業し多くの人が20歳前後で社会人となり就労を開始し、約30年にわたり社会の中であらゆる活動をしていきます。
30年間のほとんどの時間を仕事や職場で費やすことになるので、
本記事では人生において仕事に費やす時間や割合、あなたを占有する物の正体について説明します。

人生の仕事時間の変化について

1日24時間は地球上の誰でも平等に与えられた時間ですが、仕事や睡眠などにかける時間は一人一人異なり、その積み重ねが大きな差となります。

他方で日本の人口の状況や就労状況が年々変化しており、働く年数は過去と比較すると長くなっています。
まずは定年退職と平均寿命について説明します。

定年退職の年齢と将来

2019年現在、日本の定年退職の年齢は65歳と定められています。

過去を振り返ると、1985年以前は定年退職制度がなく多くの人が55歳で定年を迎えていました。徐々に法律等も整備され1994年に60歳未満定年制を禁止となりました。
それから約20年間は定年退職年数が60歳でしたが、2013年に「希望者全員の65歳までの雇用を義務化」になりました。

日本人の労働人口が年々右肩下りのため、労働者人口確保が必要です。
現在はシルバー人材という、定年退職後の人材の再就職などを積極的に行なっていますが、それでも労働者人口が不足する場合には定年退職の年齢が70歳に引き上げられるのも時間の問題かもしれません。

日本人の平均寿命

定年退職の年齢が上がっている理由の一つに平均寿命が高くなっているからです。
平均寿命が上がっている理由は医学や医療の発達、経済成長による生活の快適さ、法律や制度の充実などが挙げられます。

1960年 1970年 1980年 1990年 2000年 2010年 2018年
平均年齢 67歳 72歳 75歳 78歳 80歳 82歳 85歳

平均寿命が伸び、定年退職の年齢が引き上がると仕事をする期間が長くなります。
1990年代までは20歳から60歳まで、2010年代までは20歳から65歳+α(シルバー人材)まで、2040年には20歳から70歳+αになることが予測できます。
1990年代は30年の就労期間でしたが、2040年には40年〜50年になることが予測できます。


1日の仕事が占める時間と割合


1日24時間は地球上全ての人にとって平等な時間ですが、時間の内訳はそれぞれ異なります。
学校に通っている子供と、会社に勤めている社会人と、定年後のシルバー人材として地域貢献をしている老人でも時間の使い方は異なります。

本記事では社会人の仕事に対する時間の割合を説明します。
人間の時間は「睡眠時間」「就業時間」「その他の時間」に分けることができます

  • 「睡眠時間」—文字通り、寝ている時間
  • 「就業時間」—会社などで仕事をしている時間(通勤時間も含む)
  • 「その他の時間」—食事、入浴、趣味、子育て、買い物、くつろぐetc

睡眠時間は個人差がありますが、日本の平均睡眠時間は7時間43分です。
1日24時間のうち、睡眠で約1/3の時間を費やします。

就業時間は一般的な企業では8時間と定められています。(時短勤務やパートタイムを除く)
8時間は休憩時間や残業時間や通勤時間が含まれていないため、それらを含めると9-12時間は仕事に関連することを行なっています。
「その他の時間」は睡眠時間と就業時間から差し引いたもので、個人差が大きく発生します。

総括すると
「睡眠時間」が約8時間、「就業時間」が約10時間、「その他の時間」が約6時間です。
このように時間配分を分解してみると、仕事に費やしている時間の割合の大きさに築くと思います。
時間で表すと1年間の就業時間は「2,200時間」です。
(式)220日(年間就業日数)×10時間(1日の就業時間)

1年間365日の総時間8,760時間なので、1年の1/4は職場で就業している計算になります。
そのぐらい「就業時間」が人生における多くの時間を占有しています。


仕事の占有は時間だけではない


上記で説明したように人生において多くの時間が仕事や職場と関係しています。
他方で、関係しているのは時間だけでなく、「精神」「空間」「人間関係」においても仕事は大きな影響を与えています。

仕事の精神の占有

仕事をしていると常にいい事ばかりではなく、お客さんからのクレームや上司からの叱咤やプロジェクトの失敗や目標の未達成なのネガティブな感情になることもたくさんあります。
ポジティブな時は問題ありませんが、ネガティブな感情はプライベートや睡眠などにも影響が出ます。
休みの日でも頭から離れずにずっと考えいたりして、仕事の精神における占有は非常に大きいです。

仕事の空間の占有

近年、働き方が多様化してきており、在宅勤務などが働く場所の選択肢が増えてきていますが、それでも未だオフィスに出社するのが一般的です。
オフィスに出社していれば、1日のほとんどをそこで過ごすことも多く、人によって家よりオフィスにいる時間が長い人もいます。
オフィスが快適でストレスのかからない環境なら問題ありませんが、問題などがある場合にはいろんな影響が発生します。

仕事の人間関係の占有

大人になると新しく友人や人間関係ができる機会が少ないです。
また、会社勤めをしていると、人間関係も限定されて毎日同じ人と接することになります。
同じ会社に務める方は似たような属性や価値観の人も多いです。
結果として、隣の席の人や同じ部署の人と接する時間は自分の家族と一緒にいる時間より多くなります。

海外旅行した際に入国カードなどの書類で「What is you occupation?」という質問があります。日本語にすると「あなたの仕事は何ですか?」の意味です。

「occupation」の単語のみを和訳すると「保有、占有期間、時間の費やし方」の意味です。
英語の意味合いでも、仕事とは「多くの時間を費すもの」と解釈することができます。

人生における仕事は多くの時間を占有しており、空間や精神や人間関係にも大きな影響を与えています。
仕事のウエイトを理解した上で仕事との接し方を考えましょう。